豊かな漁場と生産者の巧みな技術

フィッシュガールがマグロ解体

2023年04月17日

阪神梅田本店・魚くみ
1周年イベントで

大盛況のマグロの解体ショー
大盛況のマグロの解体ショー

大阪・梅田の百貨店「阪神梅田本店」では4月5日から、「全館グランドオープン1周年記念」のイベントを開催。地下1階の水産売場では6日、「魚くみ」(㈱魚組、勝岡慶一社長)がマグロの解体ショーを実施し、売場に活気があふれた。

愛媛県立宇和島水産高校のフィッシュガールが、キョクヨーマリン愛媛㈱の「本鮪の極」(65キロ)を解体。水産食品科・水産食品研究部の山下羅衣さん(2年生)が解体を担当し、土居三貴さん(2年生)が解説やマグロに関するクイズ、「宇和島鯛めし」の紹介など、愛媛県の魅力を発信しつつ、ショーを盛り上げた。

数十人もの見物客が集まり、捌きたてのマグロや「愛鯛」「戸島一番ブリ」など、ブランド水産物を購入していった。

勝岡社長は「全館グランドオープンから1周年で、マグロの解体ショーを行うのは初めて。『食の阪神』の活気ある売場にするため、これからイベントを増やしていく」と話した。

㈱阪急阪神百貨店阪神梅田本店フード商品統括部生鮮・日配品商品部の竹林豊バイヤーは「地域と連携したイベントを実施することで、地域産業にも貢献できる。お客さまに喜んでもらうことが百貨店の務めだが、喜んでもらう商品を提供する生産者がいないと成り立たない。行動制限も緩和され、ルールにのっとり試食も再開している。これからも、お客さまと生産者の両方が喜べるように取り組んでいきたい」と話した。

2023年4月17日 水産経済新聞

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