豊かな漁場と生産者の巧みな技術

“オリーブ3兄弟”揃い踏み

2023年09月27日

東信水産荻窪総本店フェアで香川県知事がトップセールス

売場を視察する池田知事(右端)と東信水産の織茂信尋社長(その左)
売場を視察する池田知事(右端)と東信水産の織茂信尋社長(その左)

香川県の池田豊人知事とJF香川漁連の嶋野勝路会長は9月24日、東京・杉並区の荻窪タウンセブンで開催中の「香川フェア」のうち、「東信水産荻窪総本店」で行われている「オリーブハマチPRイベント」でトップセールスを行った。15年前に販売開始し、今年度から神奈川・三浦市城ヶ島からの生き〆出荷に着手した「オリーブハマチ」をはじめ、「オリーブサーモン」「オリーブタイ」といった同店初登場となったブランド魚とともに“オリーブ3兄弟”としてPRした。

午前11時30分から始まったセレモニーの冒頭で「ハマチのシーズンが来た」と切り出した池田知事は、いよいよ冬のハイシーズンに向けて出荷が本格的に始まったことを紹介。「今年の味も『自信あり』。荻窪の皆さま方にはぜひ手に取って味わって。“オリーブ3兄弟”揃ってお楽しみいただければ」とあいさつ。

嶋野会長は、東信水産㈱たっての要望で「香川県から直接、生きたまま船で運んで県漁連の職人が朝に神経〆して運び込んだ」と前年までとの違いを強調。「より鮮度感を味わっていただければ」と見どころを紹介した。セレモニー終了直後に、池田知事と嶋野会長は先着100人に香川県産魚のPR資料一式と併せて、香川県産焼きノリを無料で配布した。

売場には“オリーブ3兄弟”をはじめとする香川県産魚の刺身や寿司、切身などをはじめ焼き物や煮物、フライ、タイ飯といった魚惣菜など約70アイテムが並んだ。小沼勝店長は「きょうのために頭をひねった。同じ『香川フェア』でもこれだけの多様なアイテム数はなかなかないはず」と手応えを口にしていた。

同社社長室広報課の高橋順一課長は「『オリーブサーモン』を関東圏の鮮魚店で扱うのは今回が初めてだと思う。『オリーブタイ』も本来なら10月中旬に出荷を始めるが、イベントに合わせて特別に出していただいた。好評なら百貨店の店舗でも扱っていきたい」と展望した。

2023年9月27日 水産経済新聞

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