「すだちぶり」捌き、調理
2023年11月20日
相愛大学で「お魚料理教室」
㈱うおいちは大日本水産会、徳島県と大阪市内で、相愛大学人間発達学部発達栄養学科1年生約50人を対象に「お魚料理教室」をこのほど開催、魚食普及の推進と徳島県産食材の消費宣伝などを行った。学生らは、うおいち社員と県職員のアドバイスを受けながら、「すだちぶり」約3.5キロを、4~5人の班で一尾ずつ捌いた。
冒頭、徳島県関西本部の矢野靖和営業推進担当主任が県の観光地や「すだちぶり」などの特産品を紹介。大消費地の関西に近く、新鮮な食材を供給可能な生産地の強みや魅力をアピールした。
料理教室では、うおいち市場営業本部大阪営業業務部販促営業広報課の宮崎紗佑里氏が講師となり調理実演。学生らは宮崎氏の包丁捌きを参考に、互いに協力しながら「すだちぶり」を三枚おろしにした。
徳島県からは「すだちぶり」のほか、スダチ、シイタケ、レンコン、サツマイモ、ブロッコリー、ふしめん(半田そうめん)、ユズ、コメなども提供され、学生はこれら県産食材を手際よく調理し、「すだちぶり」の刺身や混ぜ込みご飯、だし、照り焼きのほか「徳島ゆずゼリー」を完成させた。
講師を務めた宮崎氏は、「魚の調理方法の基礎を盛り込んだ今回の実習は、若井頭脳でいろいろなアレンジへと変えていける。あらゆる場面で実習の成果を生かしていただきたい」と話した。
うおいちは、「鮮度感」と「臨場感」を踏まえて、大学、行政、生産者、販売流通と連携・協働し、「生涯を通じた心身の健康を支える」「持続可能な食を支える」「新たな日常やデジタル化への対応」という3点から食育を推進。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえて取り組みを進めている。
2023年11月20日 水産経済新聞