HOME > どんな魚が養殖されているの? > クエ(九絵)
クエ(九絵)
■スズキ目ハタ科マハタ属
- 茶褐色で、所々に6本の黒褐色の斜走黄帯
- 成長に伴い雌から雄へ性転換
住んでいる場所
クエはスズキ目ハタ科マハタ属の魚で、体は茶褐色で、体側にところどころ中断しながら走る6本の黒褐色の斜走黄帯を持ち、南日本沿岸から東シナ海~台湾にかけて広くすんでいます。性質は臆病で人に馴れにくく、マハタ同様、岩影にすみ、夜になると獲物をあさり、大きいものでは全長1m以上にもなる太公望には磯の超大物スターとして親しまれています。地方ではあおな(高知)、あら(玄海、下関)、きょうもどり(和歌山)、イノミーバイ(沖縄)などと呼ばれています。
成長に伴い雌から雄へ性転換?!
この魚の養殖は最近では国内で生産した人工種苗を利用してはいますが、魚自体が成長に伴い雌から雄へ性転換し、安定した人工種苗生産が望めないことから、その生産量は極僅かです。
食べる
又、この魚は白身の高級魚であり、刺身や洗いで食される他、冬場のくえちり(鍋料理)はトラフグと並んで絶品とされています。