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ブリ(鰤)/ハマチ(八町)
■ブリ(Seriola quinqueradiata)
- スズキ目アジ科ブリ属
- 成長に伴って呼び名が変わる出世魚
- 地方によって呼び名が異なる
- 我が国の養殖魚の中で生産量No.1!
- ビタミンDが豊富
- EPAやDHAも豊富
住んでいる場所
ブリはカンパチやヒラマサ同様、スズキ目アジ科ブリ属の魚で、日本列島沿岸及び朝鮮半島東岸~台湾沿岸にすんでいます。
地方によって呼び名が違う!?
ふ化後約20cmまではホンダワラなどの流れ藻に付いて遊泳することからモジャコと呼ばれ、以後成長に伴って呼び名が変わることで「出世魚」と言われ、お祝い事に用いられる地方も多くあります。 呼び名は地方によって異なり、関西では大きくなるにつれて、つばす(0.4~0.5kg)→はまち(0.6~2.9kg)→めじろ(3~4.9kg)→ぶり(5kg以上)、関東ではわかし→いなだ→わらさ→ぶりと変わっていきます。ブリはこの他つば(秋田)、ばち(新潟)、がん(富山)、あおいお(高知)、やず(有明海・下関)などと呼ばれています。 一方、養殖ものは西日本を中心に発展したことから、その呼び名はブリとハマチに2分され、概ね4kgより大きいものはブリ、小さいものはハマチと呼ばれています。
生産量No.1養殖魚
又、この魚は適水温が広い(18~27℃)ことと種苗(モジャコ)が安定して確保できることから、静岡県以西の各地で養殖が盛んに行われており、生産量は養殖魚の中では我が国No.1です。
食べる
ブリには人間の骨形成に深く関連しているビタミンDが豊富に含まれている他、血中のコレステロールを下げ、動脈硬化や脳卒中、心臓病、高血圧などを予防するEPAや脳を活性化するDHAも豊富に含まれています。