豊かな漁場と生産者の巧みな技術

HOME > どんな魚が養殖されているの? > トラフグ(虎河豚)

トラフグ(虎河豚)

トラフグ

■トラフグ(Takifugu rubripes)

  • フグ亜目フグ科トラフグ属
  • 猛毒を持つ高級魚
  • 独特の特性を持つ
  • 「噛み合う」「膨れる」「鳴く」
  • 刺身、鍋、唐揚げなどは絶品!

住んでいる場所

東シナ海、黄海、朝鮮半島西岸域、日本では室蘭以南の太平洋、北海道以南の日本海、瀬戸内海に広くすんでいます。

トラフグの主な養殖生産地

トラフグの主な養殖生産地

福井県海水養魚協会

兵庫県かん水養魚協会

香川県海水魚類養殖漁業協同組合

愛媛県魚類養殖協議会

長崎県かん水魚類養殖協議会

熊本県海水養殖漁業協同組合

大分県水産養殖協議会

猛毒を持つ高級魚

地方ではいかふぐ(富山)、まふぐ(広島)、きたまくら(高知)、ふく(福岡、下関)、くろもんふぐ(別府)などの呼び名で親しまれていますが、肝臓と卵巣にはテトロドトキシンという猛毒を持つ高級魚です。

養殖にあたっては独特の特性も

この魚の養殖は「噛み合う」、「膨れる」、「鳴く」などの他の魚にはみられない特性をもつ魚であり、仲間の体を傷つけたり、飼育網を破るなど、養殖にあたっては厄介な魚と言えます。フグの代表的な特徴でもある膨腹習性(ふくれる)はフグを水から取りあげたり、つかんだりする強い刺激に対し、防御や威嚇のため、水や空気を胃に吸いこむことで起こります。又、怒った時には上下4枚の歯を噛み合わせて「グゥーグゥー」と鳴くこともあります。

食べる

従来はトラフグ料理は高級料理店でしか味わえませんでしたが、養殖による生産が増えたことで、一般の料理店や量販店(身がきフグ)でも販売されるようになってます。肉質は白身でフグ類の中では最も美味で、てっさ(刺身)、てっちり(鍋)、唐揚げなどの味覚は絶品です。

養殖魚種一覧に戻る

ページの先頭に戻る