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クロマグロ

■クロマグロ(Thunnus thynnus)

  • スズキ目サバ亜目サバ科
  • マグロ類としては7種が有名
  • 体に似合わずデリケート
  • 生産している県
    和歌山県、長崎県、鹿児島県、高知など
  • 世界における日本のマグロ消費量は約6割!
■住んでいる場所・主な種類

 マグロ類はサバ科に属する大型の回遊魚であり、クロマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、ミナミマグロ、コシナガマグロ、タイセイヨウマグロの7種が知られています。

 この内、クロマグロはスズキ目サバ亜目サバ科の魚で、世界の温暖域に広くすんでいます。又、この魚はマグロ類の中では最も大型で、体長4m、体重500㎏にまで達する魚の横綱と言え、成魚はほんまぐろやくろしび、体重が7㎏以下の若魚はよこわやめじなどと呼ばれています。

■体に似合わずデリケートな魚

 現在、この魚の養殖は近畿大学では人工種苗生産が行われていますが、量産化技術が確立されていないことから、もっぱら曳き縄釣りで捕らえた若魚(よこわ)を利用しています。天然種苗に依存していることから安定して若魚が確保出来なかったり、酸素の消費量が他の魚に比べはるかに多かったり、体に似合わず非常にデリケートな魚で直接人間の手で触れることが出来ないなどの課題を抱えています。

  又、この魚は養殖魚の中では泳ぐ速度が最も速いスピード王であり、体重も最も重い500㎏にまで達する魚ですが、実際の養殖では取り扱い、作業性などを考慮して体重30~40㎏程度まで育てて販売しています。

  養殖ものは天然ものに比べ脂の乗りが良い、いわゆる”全身がトロ”で人気商品の一つです。和歌山県、長崎県、鹿児島県、高知などで養殖しています。

■日本のマグロ消費量は世界の約6割!

 日本は世界のマグロ類の約6割を消費する世界最大の消費国であり、とりわけクロマグロは刺身や寿司の最高級食材とされています。しかし、その一方でクロマグロ天然資源の減少が危ぶまれると共に国際的な漁獲規制もあって、本魚の養殖が今後ますます期待されています。

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