■シマアジ(Pseudocaranx dentex)
- スズキ目アジ科シマアジ属
- 魚体の60%以上が可食部
- 生産量の多い上位5県
愛媛県、熊本県、大分県、高知県、長崎県 - 養殖の歴史の中では比較的新しい魚
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■シマアジ(Pseudocaranx dentex)
スズキ目アジ科シマアジ属の魚で、太平洋東部を除く熱帯及び温帯海域に広くすんでいます。大きくなってもせいぜい全長1m位にしかなりません。
同じ青ものと呼ばれるブリやヒラマサにはやや劣りますが、魚体がスレンダーな割には体高が高いことから可食部が60%以上と調理歩留りは優れています。地方では、そうじ(沖縄)、かつおあじ(鹿児島)、しまいっさき(熊本、有明海、玄海)、おおかみ(東京)などと呼ばれ親しまれている高級魚です。
この魚の養殖は最近になって人工種苗の量産化がようやく可能となったことから、ブリ(ハマチ)やマダイ、ヒラメに次ぐ新しい養殖対象魚種となってはいます。しかし胃袋が小さく、ため食い出来ない消化器構造であるため、成長が遅いという課題を抱えています。生産量の多い上位5県は愛媛県、熊本県、大分県、高知県、長崎県。